Yakstは、海外の役立つブログ記事などを人力で翻訳して公開するプロジェクトです。
5年以上前投稿 修正あり

MySQLの過去を振り返る Part 3

長らくMySQLの開発に関わってきたStewart Smith氏が、MySQLの誕生から現在、将来の展望までを駆け足で語る。Part 3は、MySQL ABが起こしたGPLに関する訴訟の話と、エンタープライズ向けの機能を取り込み始めた頃のエピソード。

原文
Ghosts of MySQL Past: Part 3 (English)
翻訳依頼者
D98ee74ffe0fafbdc83b23907dda3665
翻訳者
D98ee74ffe0fafbdc83b23907dda3665 doublemarket
原著者への翻訳報告
未報告


訴訟の話から続きを始めよう。MySQLがProgressとNuSphereを訴えたのは、記憶にある中で最初のGPLに関する訴訟だったと思う。GPLが裁判の場で初めて試されたわけだ。基本的に、GEMINIはMySQLのコピーにバンドルされた、プロプライエタリなストレージエンジンだった。それはどういうことか?GPLが有効であるということがわかり、GEMINIには結局GPLが適用され、そしてどうにもならなかった。なぜ?それはおそらく何らかのビジネス上の理由があったのだろうし、InnoDBは実際のところより良い製品で、しかもGPLの適用を強制するような訴訟はなかったし、それでビジネス上の関係は非常にうまくいったからだろう。

2003年にはベンチャーキャピタルからの第2ラウンドの出資を受けた。開発チームの規模は大きくなった。MySQL ABがやったことの一つに、技術に大して大きな投資をしたということがある。考えるにこれは会社に大きな価値を与えたと思う。大きな会社に見られたかったり、顧客に高品質なサービスを提供したいと思うなら、技術開発により多くの金をつぎ込む必要がある。

2003年3月、MySQL 4.1や5.0が開発ツリーに置かれるようになると同時に、MySQL 4.0がGAリリースされた。3つの開発ツリーが同時に存在するのは、多すぎるように見えるかもしれないし、実際そうだった。しかしこれは、MySQLに不足していたり、ユーザを増やしたり、市場でのシェアを増やすための機能を開発するための、目の回るような日々だった。これらの機能は全てMySQLに加えることができただろうか?それは時間が経てば…。

2003年のMySQLのビッグニュースといえば?SAPとのパートナーシップ。これは、MySQLサーバを少々おかしな方向に導いた「MySQLでSAPを動かす(run SAP on MySQL)」というアイディアだった。のっけから、SAPのブートストラップSQLスクリプトは1万前後のテーブルを作り、数GBのデータをロードする。起動する前からこれだ。2003年時点、MySQL 4.0ではこれはうまく動かなかった。どうしてSAPはこれに興味を持ったのかって?そりゃあ、Oracleのライセンス料を払わないでSAPを動かせるからだよ!

次の記事
MySQLの過去を振り返る Part 4 エンタープライズ向けのたくさんの機能
前の記事
MySQLの過去を振り返る Part 2

Feed small 記事フィード

新着記事Twitterアカウント

新着翻訳リクエストTwitterアカウント