翻訳者 taka-h / 9年以上前
MySQL 5.7の2番目のリリース候補版(RC2)が2015/8/3にリリースされた。主な変更内容について紹介する。
高負荷時のリードレプリカ遅延に対する改善方法の1つとしてパラレルレプリケーションが考えられる。どの程度改善するのかはMySQL 5.6では、スキーマ間の書込み負荷の分布に依存しこれを大雑把に見積もる方法をご紹介する。
MySQL 5.7.7から加わったオプティマイザヒント機能について、従来のoptimizer_switchとの違いなどを実例を交えて解説する。オプティマイザヒントを使うと様々な最適化を細かい粒度で制御できる。
MySQL 5.7では生成列の機能が追加され実体化されない仮想列を作成できるようになった。ユースケースとしては関数インデックスを効果的に利用すると、JSONなどをうまく扱える可能性がある。
ついにMySQLでもヒント句が利用できるようになる。ヒント句の仕様および、利用できるヒント句種別について紹介する。
MySQL 5.7でのデフォルト値の変更について簡単に紹介する。レプリケーション、InnoDB、パフォーマンススキーマ、セキュリティー、オプティマイザ、その他全般の改善など様々な改善がされている。