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10年以上前投稿 修正あり

MySQLを使ったアプリケーションを作るエンジニアが知るべきMySQLの内部構造とは?

MySQLを使ったアプリケーションを作るエンジニアが知るべきMySQLの内部構造について、データベースコンサルティング会社PalominoDBを経営するLaine Campbell氏による回答。MySQLを知るためには何をポイントに学習すればよいのかがよくわかる、DBAや開発者にとっても役立つ内容。

原文
Laine Campbell's answer to MySQL: What are some of the MySql internals every software engineer building applications using MySql should know? - Quora (English)
原文ライセンス
Quora license
翻訳依頼者
D98ee74ffe0fafbdc83b23907dda3665
翻訳者
D98ee74ffe0fafbdc83b23907dda3665 doublemarket
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1. ストレージエンジン

ストレージエンジンと、永続性、ロック機構、トランザクション処理の振る舞いや分離レベルといったストレージエンジンの基礎となる動きについての理解なしに、MySQL自体やモデルデータのコードをいじるべきでない。それに加えて、InnoDBのクラスタ化されたプライマリキーや、MyISAMの全文検索インデックスのようなコア要素も、極めて重要な情報だ。

2. インデックスのコンセプト

特に以下のような点について。

  • カバリングインデックス
  • 連結インデックス
  • インデックスを使ったソートの最適化
  • varchar型やレンジの広いスキャン(日付型やint型)に対するインデックスのパフォーマンス影響
  • カーディナリティの仕組みと、なぜそれが重要なのか
  • クエリヒントがなぜ必要なのかと、それがどのように徐々に問題になってくるのか
  • ワイルドカードとフルテキスト

3. データタイプ

  • 正しくintegerのタイプを選ぶことの効率性、signedとunsignedの違い
  • varcharより固定長charを使った方が適している場合
  • int型、varchar型、enum型、char型それぞれに対するパフォーマンスの影響
  • textとblob型のパフォーマンスとストレージの特徴
  • varchar(255)が単なる無精であること
  • intの定義、表示と保存のどちらを取るか

4. 巨大あるいは同時アクセスの多いテーブルのパーティショニング

プルーニングの動き。パーティションのタイプといつどれが適切なのか。たくさんのパーティションがあるテーブルのパフォーマンス影響。

5. トランザクション

長時間続けてはならない。同時アクセスの多いアプリケーションにおいて、更新に対する参照がどのようにロックを引き起こすのか。

6. コネクションプーリングとコネクション管理

7. クエリの動作

explainを使うこと。pt-query-digestのようなツールを組み合わせて、クエリの動作を知るためにプロファイルやクエリのログを取る。それらのクエリが同時アクセスが多かったり巨大なデータセットの場合どのように動くかを知る。

8. ビューとトリガのパフォーマンス影響

9. MySQLの権限とその付与(grant)

10. リレーショナルデータベースに向いている処理・向いていない処理の理解

キャッシュ機構によるレバレッジ、キューイング処理、外部検索、ログの保存先としての使用などなど…(MySQLだけの話ではない!)

11. 機能的なパーティショニング、シャーディング、単一インスタンスの使い分け

12. アーカイブやパージのためのデータ管理戦略

13. プライマリキー、ユニークキーなどの制約

何がよいプライマリキーで何がよくないのか。ユニークキーなどの制約の運用上、パフォーマンス上の影響。

14. 環境への変更の仕組み

オンラインスキーマ変更、レプリケーションに対する影響など。

15. レプリケーションのコンセプト

シリアルで非同期であり、レイテンシがどのように発生するのか、クエリにどのように影響するのかなど。

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